心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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イケメンでなくても男性は見た目から知能を見抜けるかも

intelligence face

初対面で、「この人頭良さそうだな」と感じさせられる人がいます。私が大学の友達と始めて会った時も、同じようなことを思いました。出会いは入学式翌日、なんとなく「賢そうだなあ」と思っていたら、話し上手で英語がペラペラ、GPAも上位という実際に頭の良い人だったのです。

心理学の研究では、見た目と知能には関係があるということが明らかにされています。初対面の印象である程度知能を見抜くことができるのです。

今回は、見た目の印象と実際の知能との関係性について見ていきましょう。

 

 

見た目の印象で知能を予測できるのか?

プラハ・カレル大学の研究(1)では、男性のみ、見た目の印象で2つの知能を予測できるということを明かしています。

被験者の数は160人。実験では、彼らは80人の男女の顔写真を見て、「知能が高そうか」「魅力的か」を7点満点で評価しました。例えば、IQ150くらいかなと思えば7点をつけ、90くらいかと思ったら1をつけるといった感じ。

写真のモデルとして使われた人たちは、事前にIQテストを行っており、その結果と被験者らの評価とを比較したようです。

さて、結果はというと、

  • 男性のみ、見た目の印象から知能を予測できた
  • 予測できた知能は、流動的知性と図や絵からパターンを読み取る能力の2つだった

といった感じに。

女性は「魅力度」と「知能が高そうだという印象」の間には、強い相関が見られたんだとかしかし、男性も女性も見た目の良さと実際の知能の間には、関連が見られなかったとのこと。

ということで、男性のみ見た目から頭の良さを見抜けることが分かりました。

ちなみに、予測できたとされる「流動的知能」というのは、論理的な思考力や問題解決能力のこと。生まれつき備わった頭の良さとして知られているものです。

他にも、実験では既存知識の多さや記憶力、言語能力なども調べたようなのですが、分かったのは「流動性知能」と「図や絵からパターンを読み解く力」だけとのこと。この2つに限り、知能は見抜けるそうです。

 

顔の何が知能を表すかは分かっていない

研究では、どの顔のパーツが知能の高さを表すのか分かっていない様子。過去のエントリーでも紹介した通り、口元がカーブしていて、眉が上がり目が見開いている人ほど頭が良さそうに見えるというのがあります。しかし、今回紹介した研究では、この特徴も見つけられなかったんだとか。

今の所言えるのは、なんとなく頭が良さそうだという印象が実際の知能を見抜くのに役立つということでしょう。

ただ、見た目の良い人に関してはハロー効果が働いてしまい、正しく実際の知能を見抜けなくなってしまうので注意が必要です。顔関係無しに、パッと見の印象で賢そうに見えるかがポイントになってくるでしょう。

 

まとめ

男性に限り、見た目から知能は見抜けるようです。ただ、第一印象で頭良くなさそうと思っても、言語知能が高かったり、知識が豊富だったりすることがあります。あくまでも、論理的思考能力などの生まれつき備わった知能しか見抜けないので、注意してください。