心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識が得られるでしょう。

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一人好きに朗報!自分の時間を大切にする人にはこんなメリットがあった

solitude

1人が好き、静かなところが落ち着く。

友達とワイワイするのも楽しいけど、部屋に籠って読書に耽っている時間も愛おしい。

このような文章に共感するでしょうか?

カリフォルニア大学の研究によると、自らの意思で1人を選択する人には特別なメリットがあるとのことです。

 

一人でいることのメリット

本を読んで自己投資をする、内省の時間を確保する、1人だからこそできる体験は、私たちの心を豊かにしてくれます。

新しい研究では、一人の時間を大切にすると、「自己受容」と「成長」が促されることが明らかにされました。

自分の性格が好きになったり、人間的な成長を実感できたりするわけです。

 

その一方、望まない孤独にはリスクがあることも判明しています。友達が少ない、他人と一緒にいると気まずい、こういう理由で孤立してはまずいのだそうです。

強制されて一人になるのではなく、自分の意思で決めることが重要になります。

 

研究の目的は、こうです。

いつ一人でいるべきか、いつ他人と一緒にいるべきか、そのことを知るのは有益である。今回の研究では、一人でいることの利益を調査し、さらに孤独や孤立との違いを明確にした。

自分の時間を大切することのメリットを探したということですね。

 

研究結果は、803人の大学生、176人の高校生を対象とした調査により明らかになりました。

参加者らに対し、1人へのモチベーション尺度、それからパーソナリティ、自己受容等の質問を行ったそうです。

 

尺度に関しては、このような文章を読んで共感度合を4ポイントスケールで採点したとのこと。

  • 一人でいるとエネルギーが湧く
  • 静かさが好き
  • 他人と一緒にいるのは、気まずい
  • 言ってしまったことや、してしまったことを後悔する

1人になりたいと思う理由などが書かれています。上2つの文に高い点をつけると、自らの意思で1人を選択するタイプに分類され、下2つが自分の意思とは無関係に1人を選択しているタイプになります。

この採点結果とパーソナリティ、自己受容との関連を分析したそうです。

 

すると、自ら1人を選択するタイプにのみ、メリットがあることが分かりました。そのメリットとは、

  • 自己受容力が高い
  • 成長を実感している
  • 社交不安やうつ、孤独のリスクに無縁だった

とのこと。

人から思われがちな、「寂しそう」という印象とはかけ離れていますよね。メンタルが強く、大人っぽい、そんな魅力的な人間がイメージされます。

 

反対に、自分の意思とは無関係に1人を選択していた人には、残念な傾向が表れています。

  • 社交不安、うつ、孤独のリスクが高かった
  • 自主性や本当の自分である感覚(アイデンティティ)が育ちにくかった
  • 人との関係が上手くいきづらかった

他人と一緒にいると気まずいから嫌だ、不安になりたくない、このような理由で1人を選んでいると、メンタルも人間関係も悪化しやすいことが判明したのです。

やはり、孤独は危険ということでしょう。

もしもこちらに当てはまると感じたら、対策としてセルフコンパッションを行いましょう。

きっと、孤独が解消されるはずです。

 

最後に、研究者は、若い人たちに向けてこのようなアドバイスを送っています。

取り残される感覚なしにどうやって一人になればいいのか、と疑問に思うことでしょう。

多くの人にとって、一人きりでいることは、使ったことのない筋肉を鍛えるようなものです。あなたはそれを成長させ、収縮させ、孤独な時間を有効に活用する方法を学ばなければなりません。

健全な孤独スキルを磨こうということですね。

豊かな人間性を手に入れるためには、周りから遠ざかることも必要になりそうです。