運命の恋人を求める人は、ゴースティングを好ましく思うことが判りました。
ゴースティングとは、突然連絡を途絶えさせることで一方的に相手と別れることをいいます。
メール、電話の拒否、ラインのブロックなど、一切の連絡手段を断ち切るのです。
研究結果が "Journal of Social and Personal Relationships" に掲載されています。
運命の人を信じている人は、残酷な別れかたをする可能性アリ
研究では次の2つの恋愛観の内、運命を信じている人にのみ、ゴースティングの傾向が表れたとのことです。
- 運命を信じる
- 恋は育むもの
前者に当てはまると、このような文章に共感します。「それぞれの人に相応しい恋人は1人しかいない」「頭でなく、心に従ってパートナーを選ぶ」
2の恋愛観は、コミュニケーションを重ねながら親しくなっていくことに価値を感じます。
これはダートマスカレッジらの研究で、計1200人以上の恋人がいる人たちを対象に行った2回の調査で明らかになりました。
1回目、参加者らにゴースティングへの好ましさや恋愛に対する考え方を尋ねたとのこと。例えば、こんな文章に賛同するかをチェックしています。
「恋人と別れるためにゴースティングを使うのは、社会的に受け入れられていることである」
2回目の調査では、1回目の項目に「ゴースティングを友人に使ったことがあるか?」を加えたそうです。
そして集められたデータを分析したところ、このような結果が出ました。
- 運命を強く信じていた人の約4分の1がゴースティングを好ましいと答え、約5分の1が過去の恋愛で使ったことがあると答えた。また、友人に対しても使っていたことがわかった。
- 育むタイプの人は、ゴースティングを好ましくないと答えた。
研究者は次のように言います。
運命の人を強く信じているなら、過去のパートナーと友人になることはまずありえない。
恐らく彼らは、別れに対するパートナーの反応を気に掛けておらず、ゴースティングのような酷い別れかたを積極的に使うだろう。
突然連絡が途絶えることを覚悟しておかないと、心に深い傷を負うことになりそうですね。