心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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あくびがうつらない?サイコパスを見抜くための特徴6つ

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全体人口の約1%がサイコパスだと診断されています(1)。通勤電車の1車両に1人は乗っているという計算となり、あなたの身近にも存在しているかもしれません。

サイコパスは、人を操ることや騙すことを得意とします。人を惹きつける魅力もあり、その装いからは、サイコパスというより有能な人だと勘違いさせられることもあるほど。その魅力に騙されて近づけば、いいように利用され、あなたに損をさせることだってあるでしょう。

今回はサイコパスの特徴をお伝えし、見抜く方法についてお伝えしていきます。事前にサイコパスだと分かれば、付き合って良い人か分かるはずです。

 

 

1.あくびがうつらない

友人のあくびを見たら、思わず自分もしてしまったという経験は誰しもあるでしょう。あくびには人にうつるという特徴があります。しかし、サイコパスにはうつらないのだそうです。

研究(2)では、サイコパスにはあくびがうつらないということを明かしています。研究で分かったのは、サイコパス特性のひとつである「冷淡さ」とあくびのうつらなさ、驚愕反応が関係しているとのこと。驚愕反応とは、突然な大きな音に動じるかというもので、その反応が低いと大きな音にびっくりしないということになります。

サイコパスは、驚愕反応が低いことであくびがうつらないということらしいです。

もしも近くに疑わしい人がいたら、あくびをするふりをして、うつった場合サイコパスの可能性は低くなるでしょう。うつらなかったら注意した方が良いかと思います。

 

2.サイコパスの性格的な特徴

サイコパスはチームワークを苦手とし、計画を立てる能力が低いという特徴があります。いつも仲間の意見を聞かないで自分の意見を押し通したり、計画も無しに勝手に行動してしまう人っていますよね。その様な人がサイコパスの性格的な特徴です。

心理学では、人の性格を5つ「外交性、協調性、開放性、誠実性、神経症傾向」で分けているのですが、その中の2つである、「協調性」「誠実性」が低いという研究結果(3)が出ています。

文字通り、人と協力する力である「協調性」、物事を最後までやり遂げたり、長期的な計画を立てたりする能力である「誠実性」が低いのです。

 

反社会性パーソナリティ障害との違い

サイコパスは、必ずしも社会のルールから外れた行動を取るわけではありません。サイコパスと似た精神的な病気である、反社会性パーソナリティ障害の人たちこそが秩序を乱す存在です。

反社会性パーソナリティ障害とは、法律を破ったり、罪を犯したりしやすい傾向にある人たちのこと。

サイコパスとの違いは、性格にあるといいます。サイコパスは、より衝動的で協調性が低く、人を操るというという特徴があります。しかし、反社会性パーソナリティ障害には、その特徴が当てはまらないのだそう(3)。単に罪を犯しやすいということだけで、サイコパスだとは断言できないのです。

 

3.表情と声から感情を見抜けない

サイコパスには共感能力がほとんどなく、人の表情や声のトーンから感情を見抜くことができません。近くで喜んでいる人がいたとしても、「無表情だ」と答えてしまうのです。

研究(3)では、サイコパスは、ポジティブな感情もネガティブな感情も見分けがつかないということを明らかにしています。

研究の結果分かったのが、

  • もっとも見抜くのが苦手だったのは恐怖の感情だった
  • 顔からは「嫌悪」「怒り」以外の感情を見抜くのが苦手だった
  • 声からは「悲しみ」「嫌悪」「怒り」以外の感情を見抜くのが苦手だった

とのこと。ほとんどの感情を見抜くことができないのです。

あなたが友人に悲しんでいる人の写真を見せ、「この人どんな感情してる?」と聞き、もしずれた回答がきたら疑った方がいいかもしれません。

 

4.男の子は皆が笑う中1人だけ笑わない

学校の授業中に、誰かが面白いことを言ってみんな笑うという状況になったことはありませんか?人は周りの人が笑っていると、ついつられて笑ってしまうことがあります。

しかし、サイコパスはつられて笑うなんてことはありません。皆が笑う中1人だけ無表情でいるのです。

イギリスの研究(4)では、サイコパスな男の子が人の笑いにつられないことを明かしています。研究で分かったのは、サイコパスの脳は、島皮質と呼ばれる「感情的な体験を感じる場所」が活性化しにくいということ。通常、人が笑っているところを見ると、島皮質が活性化するのですが、サイコパスは反応しないのだそうです。

1人だけ笑わないという傾向は、子どもの頃から表れます。大人になっても続くようであれば、サイコパス特性の「無感覚」「無感情」の得点が高くなっていることでしょう。

 

5.向精神薬でドーパミンが4倍出る

サイコパスには、衝動的という特徴があります。その理由は、脳の報酬系が活性化しやすい、つまりドーパミンが出やすいことにあるそうです。

研究(5)では、通常ADHDの治療で使われる薬をサイコパスに投与したところ、平均的な人よりも4倍多くドーパミンが分泌されたとのこと。

普通の人よりも異常なほどドーパミンが分泌され、脳が興奮するというのがサイコパスの特徴だそうです。他にも、お金を渡されるとより興奮するという特徴もあります。

お金の話題や何度も短期的な恋愛を繰り返しているという話をしてくる人は、脳が興奮しやすい状態にある人です。その様な話題をする人には、警戒しておきましょう。

 

6.サイコパスは子ども時代に優しくされなかった

親のサポートを得られなかった子どもほど、サイコパスの傾向は高くなります。

テゥレーン大学らの研究(6)では、孤児院にいて優しく面倒を見てもらえなかった子どもはサイコパスへのリスクが高まることを明かしています。

大人から優しさを与えてもらえなかった子どもは、優しくされた子どもより共感能力を発達させることができません。その結果、サイコパス特性である「無感覚」「無感情」の得点が高くなるそうです。

何に対しても恐怖を感じない、人が悲しんでいるところを見ても何も感じない、そんなサイコパスへと育ちやすくなるでしょう。

 

まとめ

サイコパスはその特徴を知らない人から見ると、魅力的に見えることがあるでしょう。事実、サイコパス特性の高いひとほど、モテやすく短期的な恋愛を繰り替えす傾向にあります。

今回紹介した、「あくび」や「皆が笑っている中で笑っていないか」などの特徴を注意してみて下さい。もし、その特徴が当てはまるようであれば、あなたを利用するために近づいてくるかもしれません。魅力的に見えても、近くづかない方がよいでしょう。