心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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長時間スマホをいじるだけで、7つの心理的な悪影響が

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長時間のスマホは、ただ目に悪いだけではありません。精神的な病を発症させやすくもします。

朝起きてスマホ、電車に揺られながらスマホ、家に帰ってもスマホ。朝昼夜、片時も手放さずに画面を眺めている人が少なくありません。

長時間、目に光を浴びていることで、眼精疲労を訴えている人も多いのではないでしょうか。

目の疲れだけで済めばいいのですが、問題はもっと深刻です。

今回は、サンディエゴ大学らの新しい研究から、その事実をお伝えしていきます。

 

 

4時間以上スクリーンを見るだけで、こんな悪影響が

スマホ、パソコン、ゲーム、どんな電子機器も1日に4時間以上画面をみると、精神が壊滅的になります。

 

サンディエゴ大学らの新しい研究(1)では、40,300人を対象として、大規模な調査を行いました。

調査されたのは、2~17歳の若い人たち。一日あたりの電子機器の画面を見ている時間と、精神状態のデータを集めました。

その結果、一日に4時間以上画面を見ていた人たちから、7個以上にわたる悪影響が観察されたそうです。

  1. セルフコントロール能力が低い
  2. 好奇心が弱い
  3. タスク遂行能力が低い
  4. 感情が安定しない
  5. 友人づくりが難しい
  6. 不安とうつになりやすい
  7. 幸福度が低い

セルフコントロール能力とは、欲望や誘惑に打ち勝つ能力のこと。この能力が低いと、学力が低い、肥満になりやすい、だらだらとネットを続けてしまうなどの特徴が見られます。

さらに具体的にデータを見ていくと、こんな結果が出ています。

  • 1日に4時間以上で、幸福度が下がった
  • 4時間以上で、1時間の人より好奇心が弱い確率が78%高かった
  • 7時間以上の人は、1時間の人よりも2倍多く不安やうつを診断された
  • 7時間以上の人は、1時間の人より興奮から心を落ち着かせられない確率が46%高かった

画面を見る時間が長くなるほど、精神に異常をきたすことが分かりますよね。

朝の通勤、ちょっとした合間時間、帰宅後の娯楽、ちょっといじっているだけで4時間なんてあっという間。ただそれだけでも、幸せを感じられなくなったり、不安やうつになりやすくなってしまうんですね。

ドキッとする研究結果ですが、この研究には1つ問題もあります。

 

どんな画面を見ていたか調べていない

その問題とは、画面に何が映っていたかを調べてないことです。

参加者の中には、娯楽のためでなく、情報収集や勉強のためにいじっていた人もいるはず。ニュースサイトや、英語の勉強のために海外のブログを覗いているというなんてこともあり得ます。その場合、必ずしも悪影響が表れるとは思えないのです。

 

私自身、一日に4時間以上スマホで論文や心理学のニュースを見ることがありますが、精神はいたって健康です。

なので、単に画面を見るのがいけないのではなく、だらだらと眺めてたり、ゲームや動画などの娯楽のために見るのがいけないのだと思います。

 

まとめ

1日4時間以上画面を見続けている人たちには、7つ以上の悪影響が確認されています。何にも興味が持てない、大事なことをすっぽかしてネットをしてしまう、そんな人は既に悪影響が表れている証拠です。

ドキッとした方は、精神的な健康と、目の疲れを癒すためにも、一日の画面を見る時間は4時間以下にすることが好ましいでしょう。