心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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自撮りのアップの仕方でメンタルにこんな影響が

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自撮りを加工してネットにアップするのは、心理的に危ない行為でもあります。実は、彼女らの様に自分の姿をSNSにアップしていると、自分への不満が溜まって精神障害に発展してまうことがあるのです。

SNSや動画サイトではよく、女子中高生が自撮りして踊っている動画を見かけます。中には、加工で顔を白くしたり、体を細く見せたりしている人もいました。そんな彼女らは、気づかない間にメンタルが悪化していることに気づいていないかもしれません。

今回は、自撮りがメンタルに与える悪影響についてお伝えしていきます。

 

 

こんな自撮りはよくない

目を大きくしたり、脚を細くしたり…。写真を撮った後、自分をよりよく見せるために加工していませんか?

頻繁に自撮りをSNSにアップする、写真を選ぶのに何十分もかかってしまうなんてことはありませんか?

海外の研究では、加工した自撮りを頻繁にSNSにアップしている人は2つの問題を抱えると指摘しています。心当たりのある人はすでに症状が表れているかもしれません。

 

自撮りがメンタルに与える2つの影響

メルンボルン大学は研究(1)で、自撮りがメンタルに与える影響について明かしています。この研究の実験で調査対象となったのは、思春期の女子学生101人。彼女らに8つの質問紙に答えてもらい、自撮りとSNS、メンタルの関係について分析したそうです。

質問の中にはあったのは、

  • 自分の体に不満があるか?
  • やせるために食事制限をしているか?
  • 自撮りの頻度、SNSの投稿頻度、メディアの使用時間
  • 写真選びに時間をかけるか?加工はするか?
  • やせたい願望があるか?

といった感じ。主に、体への不満と食事制限に注目した質問となっています。

で結果はというと、加工した自撮りをSNSに頻繁に投稿し、写真選びに時間を多く割いている人ほど、

  • 自分の体への不満が大きかった
  • 細くなりたいという願望が強かった
  • 食事制限をしていた
  • 体重や体の形に執着していた

ということに。これらの結果をまとめると、醜形恐怖症などの体へのイメージの障害と摂食障害の兆候があるということになります。

もちろん、加工した自撮りのシェアは頻度が多ければそれだけデメリットも多く、著者曰く、

我々の研究では、シェアする前に自分の写真を頻繁に加工し、より長く写真選びに時間をかけていると報告した人は、より身体関連の懸念や食生活の問題を報告し、効果量は中~大になった。

とのこと。自分を撮ることを控えめにしないと、身体的にも精神的にもリスクが大きくなってしまうのです。

 

自撮りでメンタルを悪化させない方法

もう既に自撮りを頻繁にしているという人が、メンタルを悪化させないためにはセルフコンパッションという方法があります。過去のエントリー(もし完璧主義を治したいならセルフコンパッションを使うこと - 心理の棚)でも紹介しているので、一度見てみて下さい。

フィールディング・グラデュエイト大学の研究(2)では、セルフコンパッションの介入を受けた被験者らは、身体への不満が大きく減ったというデータが出ています。長期的な効果もあり、介入後3ヶ月間も効果が持続したそうです。

既にメンタルが悪化してしまった人でも効果がある方法なので是非、試してみてください。

 

まとめ

インスタやツイッターなどのSNSが爆発的な人気となり、中には自分の写真を載せているという人もいるでしょう。そういう方はアップする際に、加工しすぎない、投稿しすぎないことに注意してください。現実の自分と加工された理想的な自分とのギャップによって、精神に悪影響を及ぼす可能性があります。身体のためにも心のためにも、自撮りはほどほどにしておきましょう。