心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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1万人以上を調査して分かった最適な睡眠時間とは?

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十分な睡眠を摂ると頭がスッキリすることは、皆さんご存知のことでしょう。

しかし、十分な睡眠時間がどれだけの時間のことか分からないという方も少なくないはず。

6時間?7時間?それとももっと寝たほうがいいのでしょうか?

今回は、認知能力を最大化するための最適な睡眠時間についてお伝えしていきます。

 

 

1万人以上の調査で分かった最適な睡眠時間

ウェスタンオンタリオ大学の調査(1)では、7~8時間の睡眠が認知能力を最大化することを明かしました。
研究の対象となったのは、世界中から集められた10886人の人たち。彼らは、睡眠時間の質問と12の認知テストを受けたとのことです。
その結果分かったのが、
  • 認知機能には7~8時間の睡眠が最適
  • 4時間以下の睡眠だと、8歳老いた状態と同じ認知能力になる
  • 短期記憶のみ睡眠の影響を受けなかった
  • 睡眠時間が少なすぎても多すぎても認知能力は悪化した
ということ。睡眠に影響する認知機能の中には、言語能力や論理力といったものが含まれています。
ちなみに、調査の結果、約半数の人が睡眠時間が1時間足りていなかったそうです。世界的に見ても、多くの人が睡眠が足りてないことが分かりますよね。
結論としては、一日7時間~8時間睡眠を摂るのがベストということになります。
 

年を取っている人ではどうなの?

歳を取るほど睡眠時間が少なくなるという話をよく聞きます。彼らの場合は、より少ない時間でも問題なさそうに見えますが、一体どうなのでしょうか?
 
研究では、年齢と睡眠時間の関係についても調べています。
その結果、年齢に関係なく7~8時間の睡眠が最適だということが分かったそうです。
著者曰く、
睡眠と認知に年齢が無関係なことは、その他の大規模な研究とも一致している。研究では、睡眠と認知パフォーマンスにネガティブな関係が見つかったが、年齢による影響を示すエビデンスはほとんどなかった。
とのこと。若くても歳をとっていても、7~8時間がベストなのです。 
 

寝れてない人は1夜だけでも長く寝たほうがいい

理想は毎日7時間~8時間寝ること。しかし、どうしても睡眠時間が取れないという人もいますよね。

そんな人でも、たった1夜だけ十分に寝れば認知能力は上がるそうです。

著者曰く、

1回の睡眠でも認知に影響を与えられるというエビデンスも同じく見つけた。テスト前夜にいつもより長く寝た人たちは、いつも通りに寝た人たちよりもすべてのパフォーマンスにおいて優秀だった。

とのこと。

どんなに忙しくても、大切な日の前にはなるべく7時間以上は寝るように心がけておきたいところですね。

 

まとめ

1日7~8時間寝ると、認知能力は最大化します。

頭を使う仕事をしている人、受験を控えた学生など、最大限のパフォーマンスを発揮した人はこの時間を守ってください。

しっかり守れば、頭フル回転で実力を思う存分に出せるはずです。