心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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眠くて集中できないを防ぐなら夜の習慣を変えること

smartphone ego depletion

日中の集中力が下がってしまう原因は何だと思いますか?

それは睡眠の質です。当然のことですが、ぐっすり眠った次の日には体が軽くなったり、やる気がみなぎったりします。一方、夜中までゲームをしたり、仕事のメールをチェックしていたりすると、翌日の集中力は激減してしまうでしょう。

フロリダ大学らが行った研究(1)でもその事実を明らかにしています。さらに言えば、夜のある習慣が睡眠の質を下げ、集中力を下げてしまうことも突き止めています

 

 

とある夜の習慣が睡眠の質を妨げる

睡眠の質を下げてしまう行動はスマートフォンをいじることです。画面から出る青色の光や脳を興奮させるべく次々とやってくる通知音など、眠りを妨げる要素がたくさんあります。

マーケティング会社が行った調査では、夜中に携帯をいじっている人は約6割で、さらに約4割の人がベットの中でも使用していたそうです。スマートフォンの習慣的ないじり率は高く、多くの人を虜にしていることがよく分かります。

そしてフロリダ大学らは、このスマホの使用が翌日の仕事に悪影響を与えると指摘しています。

 

フロリダ大学らが明かしたスマートフォンと仕事との関係

大学の研究チームは、MBAの受講生82人を対象として、スマートフォンの使用と仕事との関わりを分析しています。実験のデザインはこんな感じです。

  • 朝の6時に、被験者らの前日夜のスマートフォン使用時間と、睡眠時間、睡眠の質、現在の疲労具合を質問紙を使って尋ねる
  • 夕方の4時には、被験者らの仕事への充実感を質問紙を使って尋ねる
  • 集めたデータを使って、スマートフォンがどんな影響をもたらすのか分析する

 

そして分析の結果は、

  • スマートフォンの使用で睡眠の質が低くなった(B=-0.05)
  • 睡眠時間が短いほど朝の疲労具合が大きかった(B=-0.29)
  • 朝の疲労具合は前日夜のスマートフォンの使用で説明できた
  • 朝の疲労具合大きいほど、仕事への充実感が失われた(B=-0.15)
  • スマートフォンの使用が翌日の仕事の充実感を失わせた
  • 仕事のコントロール感が低い時だけ、朝の疲労具合が仕事の充実感を減らした

といったことに。夜のスマートフォンが日中のぼーっとする感じを引き出し、仕事への充実感を遅らせてしまうという、なんとも恐ろしい話となっております。というのも、夜中の睡眠の質が落ちてしまうと、意志力が回復できないというのが理由らしいです。

ここで1つ気になるのが、夜の何時までいじっていいのかということ。研究では、夜9時以降にスマートフォンを使用しているかを調べているので、少なくとも9時以降はやめた方がいいかと思います。

さらに同大学は、スマートフォン以外の電子機器でも分析しており、同じような結果を得ています。とにかく夜に光を浴びないのがベストです。

 

まとめ

日中の眠さは、前日の夜のスマートフォンの使用と関係します。夜遅くまでいじっていると、睡眠の質が下がり、翌日の疲労具合にまで影響するのです。

勉強や仕事に集中したいという方は、寝る前には、携帯を機内モードにしておくのをオススメします。