心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識が得られるでしょう。

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ぼーっとスマホをいじっていると他のことでもぼーっとするかも

smartphone-inattention
ぼーっとスマホを眺めている時間がありませんか?

実は、その時間が長くなるほど、スマホ以外のことでもぼーっとしてしまうことが海外の研究で分かっています。

普段からこんなことをしていたら、要注意です。

  • 思考停止でyoutubeで面白い動画を探す
  • ツイッターをなんとなく眺めている
  • アマゾンの商品を眺めてたら数十分たってた

もしも、このようにぼーっとスマホをいじっていたら、目の前のことに集中できなくなっているどころか、さらにその他の大事な注意力も落ちてしまいます。

ウォータールー大学から、その事実を見ていきましょう。

 

こんな注意力が減少する

ウォータールー大学の研究(1)では、ぼーっとしながらスマホをいじっている人ほど様々な注意力が低下していることが分かりました。

注意力の中でも、低下していたのは、

  • マインドフルな気づき
  • 認知エラー
  • ぼーっとしていることに気づく力

です。

より詳しく見ていくと、被験者に対してこんな質問をしたとのこと。

  • マインドフルな気づき:ぼーっとしながら食事をしているか?
  • 認知エラー:なにかしようと部屋に入ったものの、邪魔されたことで何をしたかったか忘れることはないか?
  • ぼーっとしていることに気づく力:すぐに自分がぼーっとしていることに気づけるか?
  • 普段からスマホをぼーっとしながらいじっているか?

さて、研究者が質問の結果を集めて分析すると、普段からスマホをぼーっといじっている人は、質問項目にあった全ての注意力が低下していました。

スマホのいじりかた1つで、常に心あらずになってしまう、しかもそのことに気づけないという怖いことが起きてしまったのです。

 

今回の研究結果は、385人の18歳以上を対象とした質問紙での調査で分かったことです。

なぜ、スマホでぼーっとしてしまうのか?について著者は次のように言います。

たとえば、スマートフォンを頻繁に使うことで、注意が分散される機会が増えてしまう。つまり、注意力に関するエラーが促されるということである。

さらにいうと、無数の通知による妨害やスマートフォンのマルチタスクでの使用が、1つのタスクに注意を持続する力を損なわせるのかもしれない。

スマホをいじっていると、何度も通知がきたり、次々とタブを開いてサイトを見たりなんてことがありますよね。そのせいで注意力が分散されてぼーっとしてしまうのです。その状態でスマホをいじり続けると、注意力はさらに減っていき、日常に支障をきたすのです。

スマホの通知はオフにする、マルチタスクをやめる、それらで対策すれば注意力の低下は防げるかもしれません。

 

まとめ

目的もないのにだらだらスマホをいじっていると、勉強や仕事、家事ですら、心あらずの状態で作業をするようになってしまいます。

「最近、なんだかぼーっとする」という方は、一度スマホの使い方を見直してみると良いでしょう。