心理の棚

心理学の論文や書籍から得た知識をシェアしていきます。当ブログでは、心理学の知識を学べるでしょう。

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瞑想中は座るよりも歩いた方がいいことが判明

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座りながらの瞑想は、マインドフルネスの効果を低くしてしまいます。

椅子に座ってやっている。床に座布団を敷いて、胡坐をかいてやっている。ほとんどの方が、座りながら瞑想をしているかと思います。しかし、それでは、効果が薄いのです。

新しく出た論文では、動きながら瞑想することを勧めています。立つまたは歩きながらの瞑想の方がメンタルに良いことが分かったのです。

今回は、動きながらの瞑想の効果について見ていきましょう。

 

座って瞑想するのは時代遅れになるかも

パーク大学とシカゴ大学の研究(1)では、体を動かしながら瞑想した方がストレス、不安、うつをより多く減らすことを明かしています。

研究の対象となったのは、158人の学生ら。2週間に渡って、次のような実験を行っています。

  • 起床中、ランダムに8回被験者らのスマホからアラームが鳴る
  • 鳴ったら、鳴っていなかった間の"座っていたか、立っていたか、体を動かしていたか"、"気分"、"マインドフルだったか"を尋ねた
  • 集めたデータを分析

マインドフルの質問は、例えばこんな感じ。「アラームが鳴るまで、私はどんな感情にも気がついた」この文に1(全然)~4点(とても)で答えるというもの。「さっきまでなに考えてたっけ?」と思ったら、1ということですね。

アラームと質問は、専用のアプリで通知させたそうです。

2週間後には、14,000以上のデータが集まり、分析したとのこと。その結果分かったのが、

  • マインドフルに座っていた人よりも、マインドフルに立っていたまたは体を動かしていた人の方が、ストレス、不安、うつが少なかった
  • もっともネガティブな気分が少なかったのは、マインドフルに体を動かしていた人だった

ということ。座っているのが一番最悪で、体を動かしていた人が最もメンタルが良かったということになります。

この結果を受け、論文の著者は、

運動に基づく行動とマインドフルネスを組み合わせると、運動とマインドフルネス単体よりもネガティブな気分を弱める、という潜在的な相乗効果が現れた。

この発見は、マインドフルネスの実践を運動に加えることで学生達のネガティブな気分の体験を大幅に減らせることを示唆している。

と主張しております。

今後、歩きながら瞑想する人たちが増えていくかもしれませんね。座って瞑想するのは時代遅れだといわれるようになるんじゃないでしょうか?

 

歩きながら瞑想のやり方

座ってやる瞑想とやり方に特に違いはありません。歩くか座るかの違いだけです。

具体的には、私のやっているやり方だと、

  1. 歩く
  2. 自然な呼吸の流れに意識を向ける
  3. 雑念が浮かんだら、止めようとせずありのままに受け入れる。
  4. 再び呼吸に意識を向ける

こんな感じです。

注意しておきたいのは、どんな思考や感情が浮かんでも止めたり避けたりしないこと。「考えるな」と意識すると、かえってメンタルが悪化してしまう恐れがあるので気をつけましょう。

歩きながら瞑想は、座らなくていいし目を閉じる必要もありません。どこでも出来るという利点もあるのでオススメの瞑想法です。

 

まとめ

座って瞑想するよりも、歩いて瞑想するほうがメンタルへの効果は大きいです。

つい最近あった台風で、停電して2日間電気が使えないという状況になった時、この歩きながら瞑想が役に立ちました。

予定していた映画の約束がキャンセル、好きなアニメが見れない、お風呂にすら入れない。そんなストレスフルな状況だったにも関わらず、歩きながら瞑想でストレスは減り、夜もぐっすり眠れたのです。

不安が多い日、うつだなと感じる日は、この瞑想法を試してみてください。